「あー今日も終わったー」
と、会社を出ると、外の空気がとてもおいしく感じる。
最近は日が長いので、まだこんな明るいやん!と嬉しくなったりして
帰り道のチャリンコはスイスイと軽い。
そんな今日の帰り道。横断歩道の信号待ち。
出会ったのは、素敵なおじいさんと犬。
絵に描いたかのような。と言ったらいいのか、
とても絵になる。と言ったらいいのか。
カジュアルな綿素材の帽子をかぶり、
ラルフローレンか何かのワンポイントの入ったチェックシャツのボタンを一番上まできっちり留め、
それによく合う濃いめの色のパンツ。
年寄りくさくもなく、
別に洒落込んだわけでもなく
似合ってるのか似合ってないのかもよくわからない
普通なような、普通じゃないような感じがすごくいい。
その足元をウロウロする、ちょっとムックリした犬。
それを全く気にもとめず、ボーっと前を向く
背の小さいおじいさん。
なんかそこだけ面白い空気が漂っていた。
どことなく間抜けな雰囲気。(知らない男性に向かって失礼やね)
言葉にするのは難しい。
犬の「ムックリ」とおじいさんの「ボー」が絶妙だった。
犬を見るフリをして、おじいさんをずっと見ていた。
また会えるといいな。

注:小さいおじいさんに見えないのは、信号が低すぎるから。